健康経営支援サービス「ゆい」を導入!
株式会社奄美航空は、職員の健康を守り皆が安心して快適に働ける職場環境づくりを行う取り組みの一環として、Mellow Amami合同会社(代表 平城修吾)が提供する健康経営支援サービス「ゆい」を導入します。
健康経営支援サービス「ゆい」は、腰痛等に代表される仕事上の健康課題「職業病」を、身体と動作の専門家である作業療法士の介入により緩和・予防を図ることで従業員の健康確保、ひいては生産性の向上や企業価値の向上につなげようとするものです。
当社は、奄美群島の空の玄関口、奄美空港にて航空会社に対し地上支援業務(グランドハンドリング業務)と呼ばれるサービスを提供しています。同業務はカウンターにおける搭乗手続きから航空機の誘導、手荷物貨物の積み下ろしまで多岐に渡り、航空機の安心安全な運航を陰で支える大切な業務です。
一方で同業務は航空機の定時性や安全性を守る緊張感の中で重たい荷物の手渡しによる移動や航空機の狭い荷物室内で体をかがめた状態での載せ降ろしなど体に負担のかかる作業も多く、腰やひざの故障につながることもあり、課題を抱えていました。
今回、当社は作業療法士の資格を持つ平城修吾氏が代表を務めるMellow Amami合同会社と組み、約1年をかけて、空港での業務が働く職員の体にどのように影響を与えているのかを現場業務の確認、職員への聴き取りを行うとともに、実際に全職員の体の状態を直接確認して分析していきます。その上で「体を痛める前に」「ケガをする前に」どのように予防を行えば良いのか、分析結果をもとに、職員へ説明・理解を図ります。その後、職員とともに具体的な予防方法を考えていきます。つまり分析する側からの一方的な指導による対策ではなく、現場で働く職員の意見を特に取り込んだ、職員自身の手による自律的な職業病予防の取り組みとなる予定です。
当社は、「共存共栄」の企業理念のもと、誰もが尊重され輝くことのできるダイバーシティ・マネジメントを重要な経営課題と位置付けています。そしてこの健康経営支援サービス「ゆい」の導入は、空港で地上支援業務を行うという職場環境が年齢や性別等に左右されることなく誰にとっても安心して永く働けるような場となることを目指すことを意味しています。
そして体の健康に関する不安から解放することは心の健康にもつながるものと考えており、今回の取り組みを通して全職員が明るく元気に活躍できる職場環境をより一層整備していくことを図るものです。